2008年1月28日
Posted by Gmail チーム

本日、モバイル版 Gmail ( http://gmail.com/ ) がDoCoMo /KDDI /Softbank 各社携帯の絵文字に対応し、Gmailがいっそう楽しくお使い頂けるようになりました。

DoCoMo /KDDI /Softbank のモバイルブラウザから http://gmail.com/ にアクセスすれば、各社の携帯絵文字を含んだメールを手軽に作成、送信することができます。モバイル版 Gmail から携帯メール ( @docomo.ne.jp, @ezweb.ne.jp, @softbank.ne.jp など ) にメールを送信する場合、絵文字は送信先に応じて適切に変換されますので、送信先を気にせず絵文字入りメールを送信していただけます。また、モバイル版 Gmail から送信された絵文字はモバイル版および PC でご利用の Gmail で正しく表示されます ...


2008年1月28日
Posted by Gmail チーム

本日、モバイル版 Gmail ( http://gmail.com/ ) がDoCoMo /KDDI /Softbank 各社携帯の絵文字に対応し、Gmailがいっそう楽しくお使い頂けるようになりました。

DoCoMo /KDDI /Softbank のモバイルブラウザから http://gmail.com/ にアクセスすれば、各社の携帯絵文字を含んだメールを手軽に作成、送信することができます。モバイル版 Gmail から携帯メール ( @docomo.ne.jp, @ezweb.ne.jp, @softbank.ne.jp など ) にメールを送信する場合、絵文字は送信先に応じて適切に変換されますので、送信先を気にせず絵文字入りメールを送信していただけます。また、モバイル版 Gmail から送信された絵文字はモバイル版および PC でご利用の Gmail で正しく表示されます。

今回のプロジェクトは、「日本のユーザーが毎日使っている携帯絵文字を Gmail でも使えるようにしたい!」 という Google Japan の強い要望から始まりました。一口に絵文字対応と言っても、送信先に応じて絵文字の変換を行ったり、メールの Subject にも絵文字が入れられるようにする ( モバイル Gmail でメールを送信、携帯メールまたは Gmail で受信する場合のみ有効 ) など、使い勝手を向上させるためにはさまざまな工夫を行いました。

携帯メールから Gmail への絵文字メール受信は現在のところ未対応ですが、今後も順次機能拡張していく予定です。これからもどんどん進化する Gmail にどうぞご期待ください。

2008 年 1 月 18 日
Posted by 鶴見 千加子( ストラテジック パートナー ディベロップメント )


航空写真、衛星写真で特定場所の確認ができるのが Google Earth や Google マップの大きな特徴のひとつですが、ユーザーの皆様からはより鮮明な画像、さらに鮮度の高い画像の提供に対するリクエストをよく頂戴します。確かに、再開 発等で変化の激しい都市部においては、せっかく詳細画像があってもそれが古いものであるために、建物等が実際と異なるものであったとしたらあまり有用とは いえません。

残念ながら Google Earth や Google マップではまだこういった画像が存在するのですが、この状況を改善すべく先日、画像の更新が行われました。東京 23 区、名古屋市、大阪市の 3 地域の画像がこれまでよりも新しい画像に更新されています。さらに!今回の更新では画像の解像度をこれまでよりぐっと高め、かなり詳細なものにしました。 一段と綺麗になった画像で街の詳細をぜひ確認してみてください。初めての場所を訪れる際も、これで細かく周辺などもチェックできますね ...
2008 年 1 月 18 日
Posted by 鶴見 千加子( ストラテジック パートナー ディベロップメント )


航空写真、衛星写真で特定場所の確認ができるのが Google Earth や Google マップの大きな特徴のひとつですが、ユーザーの皆様からはより鮮明な画像、さらに鮮度の高い画像の提供に対するリクエストをよく頂戴します。確かに、再開 発等で変化の激しい都市部においては、せっかく詳細画像があってもそれが古いものであるために、建物等が実際と異なるものであったとしたらあまり有用とは いえません。

残念ながら Google Earth や Google マップではまだこういった画像が存在するのですが、この状況を改善すべく先日、画像の更新が行われました。東京 23 区、名古屋市、大阪市の 3 地域の画像がこれまでよりも新しい画像に更新されています。さらに!今回の更新では画像の解像度をこれまでよりぐっと高め、かなり詳細なものにしました。 一段と綺麗になった画像で街の詳細をぜひ確認してみてください。初めての場所を訪れる際も、これで細かく周辺などもチェックできますね。

今回更新されなかった地域についても主要都市を中心にさらに鮮明な画像をお届けできるように、また、まだ詳細画像がご覧いただけない地域につきましても詳細画像をご覧いただけるよう、ひきつづき更新を続けて行く予定です。今後もますます進化していくGoogle Earth、Google マップの画像にご期待ください!



Before


After

2008 年 1 月 17 日
Posted by 村上憲郎 ( 代表取締役社長

現在Google において「副社長兼チーフ インターネット エバンジェリスト」を務める、ヴィントン G. サーフが、ロバート E. カーン博士とともに、財団法人国際科学技術財団の 2008「日本国際賞(ジャパン・プライズ)」を受賞することが決定しました。


2008 年 1 月 17 日
Posted by 村上憲郎 ( 代表取締役社長

現在Google において「副社長兼チーフ インターネット エバンジェリスト」を務める、ヴィントン G. サーフが、ロバート E. カーン博士とともに、財団法人国際科学技術財団の 2008「日本国際賞(ジャパン・プライズ)」を受賞することが決定しました。


ヴィントン G. サーフ

今回で 24 回を数える「 日本国際賞 」は、「 国際社会への恩返しの意味で、日本にノーベル賞並みの世界的な賞を作る」という理念の基に、1983 年、内閣の閣議了解を得て創設された、科学技術の分野における権威ある国際的な賞です。毎年 2 つの受賞対象分野が選定された後、広く海外の多数の学者・研究者に推薦依頼状を送り、受賞候補者を決め、さらに日本国内の学識経験者からなる「審査委員会」の審査を経て選ばれるものです。4 23 日には、東京・国立劇場にて授賞式が行われ、サーフもカーン博士とともに来日する予定です。授賞式や、前日に行われる記念公演の模様などは、あらためてご報告させていただきます。


サーフは、カーン博士とともに、現在インターネットで用いられている通信プロトコル TCP/IP およびインターネットの基本的なアーキテクチャを設計し、「インターネットの生みの親」としてその名を広く知られています。1997 年には、その業績を称えてクリントン大統領(当時)から「米国技術栄誉賞」を、2005 年には、米国で一般国民に与えられる最高の栄誉である Presidential Medal of Freedom 大統領自由勲章」も授与されています。今回の受賞は、上記の受賞と同じく、1974 年に彼らが共著で発表した TCP/IP が、インターネットへと発展し、現代の文化や社会に多大な貢献を果たしたことを認められたもので、日本においてこのような栄誉ある賞をいただけることは、サーフ自身はもちろんのこと、日本をはじめ、世界中の Google 社員にとっても、大変な栄誉であり、誇らしいことと考えています。また、末尾になりますが、この場をお借りして、財団法人国際科学技術財団および、関係者の皆様に感謝の意を述べさせていただきます。



さて、今回は、Google Gears を利用する上での苦労談や問題解決のコツがテーマです。




石原: Google Gears を使う上で、苦労された点や Tips はありますでしょうか?

松尾さん: Google Gears のアプリケーションを開発していると、時々 Firefox が落ちるのですが、何か対策はあるのでしょうか?

市川:そのような状況が発生したときには、ぜひバグ報告をお願います。再現コードとともに、 Google Gears のオープンソースプロジェクト にレポートをアップしていただければよいと思います。

河内:検証する際には不要なプラグインや拡張機能をはずしておくことも大切ですね。Firefox にはプロファイルを切り替えて実行する機能がありますので、デバック用のプロファイルを準備しておくことをお勧めします。

伊藤さん: Infosketch を開発している際に悩んだ点は、 Google Gears がインストールされていない場合にどのように対応すれば良いかということでした。必ずしもすべてのマシンに Google Gears が事前にインストールされているわけではありませんからね。そこで、 Infosketch では、もし対象マシンに Google Gears がインストールされていない場合には、 JavaScript のみでユーザから入力されたデータを保持する工夫を施しています。

ホーペ:これは Google Gears だけではなく、さまざまなプラグインソフトに共通する課題ですね。理想は予めインストールされていることですが、これは技術的な手段では解決できません。ただし、ビジネス用途であれば、事前に設定しておくことは比較的容易だとは思います。

石原: Google Gears では、 Workerpool を使ったときのデバックが難しいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

市川: Firebug のコンソールにメッセージを出力することもできませんので、確かにデバッグは難しいかもしれません。ただし、メインのスレッドにメッセージを送信することはできるので、ここから Firebug のコンソールに出力すればデバッグしやすいと思います。

河内: Workerpool はスレッドのようなものといわれていますが、メインスレッドとは全く別な JavaScript インタプリタが動いていると捉えるとよいと思います。 Workerpool でコードを動かすには、スクリプトそのものを文字列で送り込むか、あるいはスクリプトファイルの URL を送り込むという方法があります。まずはメインスレッドの中で個々のスクリプトを実行して動作を確認し、成功したら Workerpool へ送り込むという手順を踏むと、開発効率もアップすると思います。

岡崎さん: Solaris や MacX OS でサポートしている、 DTrace という機能があります。この機能を利用すれば、いつどのメソッドが起動してその時の変数の状態を見ることができます。これを使えば、 Workerpool の中も見ることができます。ただし、残念ながら Google Gears が Solaris に対応していませんね。

ホーペ:プログラミングモデルを意識して開発することもポイントです。バグが起きないようにすることがデバッグの効率化のコツですね。それから、JsUnit などの JavaScript 用のテストツールを使うこともお勧めです。


質問・要望





この後、会場からは多数の質問やコメントが寄せられ、時間ぎりぎりまでの開催となり、引き続き行われた懇親会でも Google Gears について活発な議論が行われました。

デベロッパー交流会も含め、技術情報は 「Google デベロッパーホーム 」で提供します。ぜひご覧ください。

2008 年 1 月 7 日
Posted by 賀沢秀人(ソフトウェアエンジニア)


「授業」という字は「業(わざ)を授ける」と書きます。
「研究」という字は「研いで究める」と書きます。

何か自分で書いているだけで眉間に皺がよってくるのを感じますが、スタンフォード大学の Sebastian Thrun 先生 の Tech Talk 「 Winning The DARPA Grand Challenge 」 を見ていると、そんな眉間の皺もあっと言う間に消え去ってしまいます。

Google Video: Winning The DARPA Grand Challenge ...
2008 年 1 月 7 日
Posted by 賀沢秀人(ソフトウェアエンジニア)


「授業」という字は「業(わざ)を授ける」と書きます。
「研究」という字は「研いで究める」と書きます。

何か自分で書いているだけで眉間に皺がよってくるのを感じますが、スタンフォード大学の Sebastian Thrun 先生 の Tech Talk 「 Winning The DARPA Grand Challenge 」 を見ていると、そんな眉間の皺もあっと言う間に消え去ってしまいます。

Google Video: Winning The DARPA Grand Challenge



DARPA Grand Challenge とは、DARPA というアメリカ政府の組織が賞金を出して、自力走行できるクルマでレースをしよう、という真面目だかフザケているんだか分からない大会です・・・いや、勿論 DARPA も( 大部分の )参加者も大真面目なんですが、全体に漂うお祭り気分が何とも見ていて羨ましいのです。

そんなレースで Thrun 先生率いるスタンフォード大学のチームは見事 2005 年の大会で完走を果たし優勝されました。(詳しくはビデオを見て頂けると分かりますが、完走するだけでも大変なんです、このレース。)このビデオは、クルマも何も存在しない状態からスタートして、実際のレースまでの間にクルマがどのように作られていったのか、映像をふんだんに使って分かりやすく説明してくれます。(残念ながら字幕が無く、また時折専門的な話が含まれるので、分かりにくいところもあるかもしれませんが、適当に飛ばしながら見ても十分に楽しめると思います。)

私が一番驚いたのは、Thrun 先生のチームが授業の一環としてレースに参加したこと。そこではまさに業が授けられている訳ですが、その業たるや非常に実践的です。( 何せ一つ間違えば、大事な実験車両がオジャンになってしまうのですから、実践的にならざるを得ません。)ただ実践的と言ってもその場しのぎの小手先技術で完走できるほど甘いレースではなく、画像認識や機械学習の研究で培われてきた理論が、決定的な役割を果たしていきます。

研いで究めた業を授かり、試合に挑む。何だかワクワクしませんか?



パネルディスカッションは休憩を挟み、引き続き Google Gears のビジネスが話題となりました。





松尾さん: Google Gears が携帯電話でも使えたらどんなことができるかなと考えてみました。最近、 Andoroid の発表もありましたし、何か具体的なアクションがあるのかなと思ったのですが。

クリス: Google Gears を携帯電話でもというニーズは、私たちも良く理解しています。ただ、現時点ではまだ具体的にアクションを起こしているわけではありません。議論をしている最中ということでご理解ください。

その後、会場からは、「携帯電話も場所によってはオフラインになることは良くある。そうした状況でもあたかもオンラインで動いているかのようにアプリケーションが動かせると良い」という意見も出てきました。

石原:汎用のウェブアプリケーションというわけではありませんが、「モバイル Google マップ 」という携帯電話サービスでは、たとえばその携帯電話が圏外であっても、一度取り込んだ地図情報を表示することができます。 GPS と連携することで、自分がいる位置の周辺情報を事前に取得しておくという使い方も可能です。

岡崎さん:位置だけでなく、利用者がどのような状況にいるのか、たとえば、地下鉄に乗っているとか、建物の中にいるとか、会議中で電話に出ることができないとか、利用者の行動を自動的に検知して、サーバに通知する機能があると便利ですよね。



Gears によるビジネス(後編)



苦労話・TIPS






今回は、携帯電話と Google Gears が話題の中心となりました。サービス利用者がどのような状況にいるかを知ることができれば、よりきめ細かいサービスを提供することもできるでしょう。



オフラインでもオンライン感覚で使える Web アプリケーション。これを実現する手助けとなる技術がGoogle Gears です。それでは、実際に Google Gears を利用したアプリケーションはどのようなものがあるでしょうか?





石原 : さて、これぞという Google Gears を使ったサンプルアプリケーションを紹介していただけますか?

市川 : はい。私が紹介するのは、GearsMonky というテクニックを利用した Gears 版はてなブックマークです。このアプリケーションは、ユーザが入力したキーワードを含むブックマークのみを一覧表示するものです。検索フォームにキーワードが一文字ずつ入力されるたびに、ほぼリアルタイムに結果が変わっていく様子をご覧いただけるかと思います。このアプリケーションは、はてなブックマークの各ページをローカルデータベースにキャッシュします。実際の検索は、 SQL の like 演算子を用いており、条件となるキーワードが追加される度に検索を行っています。ご覧いただくとわかるように、 Google Gears を利用することによって、レスポンスの良いウェブアプリケーションを構築できるのです。

伊藤さん : 私は2つのアプリケーションを紹介します。一つは、 Infosketch という個人用の Wiki システムです。 HTML と JavaScript 、そして Google Gears を組み合わせて開発しました。ユーザからの入力はローカル PC 内に保存されます。 Infosketch は、ページ内のブロックをドラッグ&ドロップで移動したり、コピーすることもできます。そして、もう一つが「 SQLAdmin for Google Gears 」です。こちらは SQL の動作を GUI ベースの確認するためのツールです。

この他にも、松尾さんからは wikipedia を Gears 対応したサンプルアプリケーションが紹介されました。

さて、 Google Gears に対応したアプリケーションの紹介に続いて、 Google Gears のビジネスというテーマについてのディスカッションが行われました。




石原 : Google Gears をビジネスで活用する上で、何が気になる点はありますか?

松尾さん : ビジネス化という点では、ライセンスが気になりますね。

河内 : Google Gears は New BSD ライセンスの元でオープンソースとして提供されています。したがって、 Gears をアプリケーションにバンドルして再配布することは可能です。最近、企業向けシステムでこうした質問を良く受けます。

石原 : それでは、 Google Gears を使ったビジネスとして何かアイデアはありますでしょうか?

安藤さん : 既存のオンライン化されているさまざまなアプリケーションを Gears 対応にするというのはいかがでしょうか?  Google Gears によって、レスポンスをさらに向上させた新しいタイプのアプリケーションが実現できると思います。オンラインでも使えるし、オフラインでも使えるということは、一つのアプリケーションの価値を2倍にアップすることになります。もちろん、オンライン時とオフライン時でのデータの同期問題やユーザビリティの統一などの課題は残りますが、既存のアプリケーションの価値を2倍にするというのは大きな魅力といえます。

岡崎さん : 企業や組織内デベロッパーは日々の開発業務に追われて、なかなか新しい技術に目を向けることができません。そこで、直球勝負ではなく、変化球で責めていくアプローチはいかがでしょうか? たとえば、マウスやキーボードといった標準的な入力デバイスに加え、これからはゲームコントローラがエンタープライズシステムでも利用されるかもしれません。この時にゲームコントローラからの入力を Google Gears 経由で処理する、こうすれば Google Gears の利用促進にもつながるかもしれませんね。

伊藤さん : Google Gears はビジネスチャンスを広げるきっかけと言えるのではないでしょうか。 Google Gears によってウェブアプリケーションも多彩になると思いますし、これまで大企業ではフォローしきれなかった小さいアプリケーションで確実にビジネスチャンスをつかむ、そんな時代を期待しています。



サンプルアプリケーション紹介


Gears によるビジネス(前編)




次回もこのビジネスの話題は続きます。お楽しみに。