Gmail のラベル機能が大幅に改善されました

2009年7月2日
Posted by Gmail チーム

Gmail の目玉機能の一つ「ラベル機能」が大幅に拡張され、メールの整理がより簡単になりました。現時点で、全ての Gmail ユーザーの皆様で利用できるようになっています(ただし、IE6 などの古いブラウザではサポートされない場合があります。その場合は是非 Google Chrome をお試しください)。



1) ラベルの位置の変更
ラベルリストの位置が、受信トレイの横に移動しました。これまでは「チャット」の下の独立したセクションに表示されていましたが、受信トレイ・送信済みメール・下書きなどと統合された形で表示するように変更しました。

2) ラベル表示・非表示
どのラベルが表示されるか選択できるようになりました。デフォルトでは、利用頻度の高いラベルが自動的にトップページに表示されます。隠れているラベルを表示するようにするためには、「他 XX 個」 のリンクをクリックしてください。
また、各ラベル横の「▽」をクリックすることで、ラベルの表示・非表示・色の設定が行えます。


まとめてラベルの表示・非表示を設定したいときには 「設定」→「ラベル」タブ をご利用ください。

3) メール・ラベルのドラッグ&ドロップ
フォルダにメールを整理する感覚で、メールをラベルにドラッグ&ドロップすることで、メールにラベルをつけると同時にアーカイブすることができます。


Gmail は無料でご利用いただけますので、まだお使いになっていない方は是非こちらからお試しください。Gmail ではこれからも便利な機能のリリースが予定されています。今後の Gmail の進化にご期待ください。


時刻 18:03

Google Chrome 開発者向けツールの紹介

2009 年 7 月 2 日
Posted By 及川卓也 / シニアプロダクトマネージャー

Google Chrome では従来より WebKit のインスペクター (マウス右ボタンから起動される「要素を検証」での "Elements" と "Resources" タブ) を提供しておりましたが、今回、Dev チャンネル向けの Google Chrome で JavaScript エンジンである V8 を基盤とする新しい開発者向けツールの提供を開始しましたので、お知らせします。

インスペクターに新しく "Scripts" および "Profiles" というタブが追加され、JavaScript のフル機能のデバッガとサンプルベースのプロファイラーを Web 開発者の方々にお使いいただけるようになりました。

また、従来より提供しておりました "Elements" と "Resources" の 2 つのタブも独立したプロセスで動作するようになりましたので、堅牢性とセキュリティが向上しています。

この新しい開発者向けツールはメニューより「開発/管理」から "JavaScript コンソール" を選択するか、Ctrl+Shift+J のキーボードショートカットを使うことで起動することができます。たとえば、下のスクリーン画面にあるように、V8 ベンチマークでプロファイラーを起動すると、V8 により最適化されたコードを直接実行させたデータを基にしているので、実際のコードによる正確な情報を表示することができます。



Google Chrome 自身がそうであるように、この開発者向けツールもオープンソースであり、WebKit (より正確には WebKit のインスペクター) を基にしています。是非この機会にお試しいただき、私どもにフィードバックをいただければと考えています。この開発者向けツールを WebKit および Google Chrome 向けにさらに改良するための、不具合のレポートから機能リクエストのフィードバック、さらには開発への貢献なども歓迎です。

Dev チャンネルでは最新の修正を確認し、開発中の新機能にアクセスすることが可能となります。Dev チャンネルおよび登録方法については http://dev.chromium.org/getting-involved/dev-channel/ (英語) をご覧ください。

また、不具合は http://code.google.com/p/chromium/issues (英語) に登録していただき、また、登録したものに追加や変更があった場合には更新するようお願いいたします。

時刻 17:23

Google 杯 将棋名人戦

2009 年 6 月 29 日
Posted By 林 芳樹 / ソフトウェアエンジニア

今回はいつもと趣向を変えて、社内イベントの模様をお届けしようと思います。

私が個人的に関わっている GPS 将棋が 5 月に開催された第 19 回世界コンピュータ将棋選手権で優勝しました。GPS 将棋は東京大学大学院総合文化研究科のゲームプログラミングセミナーのメンバーとその他の有志が開発しているコンピュータ将棋プログラムです。社内には元高校名人のエンジニアが居ることもあり、結果を聞きつけた有志により社内最強の人間と優勝プログラムの対戦が企画されました。

コンピュータと人間の知恵比べは興味をそそられるテーマであるようで、チェス専用のコンピュータ Deep Blue が 1997 年に当時の世界チャンピオン Garry Kasparov 氏と 7 番勝負をして勝利したことを記憶されている方もいらっしゃるかもしれません。その後もチェスプログラムの改良は続き、現在の最強のチェスプレーヤーはコンピュータプログラムになっています。将棋では公式の場ではあまり対局は行われていませんが、アマチュアトップレベルの強さを有していると考えられており、熱戦が期待されます。

対戦は持ち時間 15 分、切れたら 60 秒の秒読みで 2 局行われました。厳密に強さを競うよりも、みんなで楽しむというイベントの性格上、衆人監視の中で本人の解説付きという人間にはかなり不利な条件での対局となりました。

第 1 局目は初手 7 八金と人間側が定跡から早めに外れる趣向から始まり、その後 3 四歩、2 歩、3二銀、7 六歩、4 四歩、2 五歩 という振り飛車風の出だしになりますが、後手( GPS 将棋)が 3 三角 と指さず、4 二飛 と飛車を振ったために先手(人間)が有利な展開で進みます。その後、見慣れない局面が続き、先手(人間)が小刻みに時間を使いながら進行し、以下の局面で 7 五歩 と指そうとしたところで手が滑り、7 六に歩が戻ってしまって時間が切れてしまいます。最終局面では、後手(GPS 将棋)が桂得で少々優勢ながらまだまだこれからの将棋です。この第 1 局の様子の動画はこちらで見られます。



当初は 1 局だけの予定でしたが、不完全燃焼に終わってしまったため、なるべく最初の将棋を再現しながら、うまくいけば中断局面からやり直そうということで 2 局目が始まります。中断局面から再開すればよいだけのように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、当日使用した対戦用の将棋サーバプログラムではその機能は実装されていなかったため、運用で回避することになりました。

2 局目は問題の 7 手目で後手(GPS将棋)の手が 4 二飛 から 3 三角 に変わり、力戦型の難しい将棋に進みます。以下の図の局面で既に穴熊に組んでいる後手(GPS 将棋)はもうあまり有効な手がないのに対して、先手には 1 六歩 の角取りや、左側の角や桂馬の活用など指したい手がいろいろあります。そこで後手(GPS 将棋)は、3 七角成、同金、6 六桂 という駒損をしての猛攻に出ます。以下、人間のうっかりもあり、後手が細い攻めを繋いで勝利します。2局目の動画はこちらから。



今回は GPS 将棋側の勝利と開発者にとっては嬉しい結果になりました。今がちょうど実力が拮抗している時期であるため、GPS 将棋が強くなりすぎてしまわない間に第 2 回を開催しようという話が既にでています。これからも当分の間は人間の認識能力、選択的な探索能力とコンピュータの計算能力を活かすための人間のアルゴリズムの考案能力との争いを楽しめそうです。

時刻 19:17

Google Chrome: Dev リリース 3.0.190

2009 年 6 月 25 日
Posted By 及川卓也 / シニアプロダクトマネージャー

Google Chrome の Dev チャンネルが 3.0.190 にアップデートされました。Mac OS X 版は 190.0 であり、Windows 版は 190.1、Linux 版は 190.2 となります。

主な変更:
  • クラッシュを引き起こすバグなどの修正
  • Linux: フォントが存在していないことに起因しブラウザがクラッシュするバグの修正 (Issue: 13007 (英語))
  • Mac OS X と Linux で不足していた多くの機能の実装.下はいくつかの例です:
    • Linux: HTTP 認証のサポート
    • Linux: ドラッグしている最中のタブ中のコンテンツのレンダリングサポート
    • Linux: ブックマークのインポートとエクスポートのサポート
    • Mac OS X: 1 つのタブの中で 1 つ以上のダウンロードのサポート
    • Mac OS X: ウィンドウ下部に表示されるダウンロードシェルフでのダウンロードの表示サポート
    • Mac OS X: 閉じたタブの復元アイテムをファイルメニューに追加
  • Web ページを --enable-monitor-profile フラグにより sRGB から現在利用中のモニタープロフィールに変換。イメージ中に埋め込まれたプロフィールは処理しません (Issue: 4938 (英語))
  • Windows 上で印刷ダイアログの 'Print selection' オプションのサポート (Issue: 1682 (英語))
このほかの変更点や修正点の詳細については、リリースノート (英語) をご覧ください。
既知の問題点:
  • ブックマークバーにブックマークレット (javascript: URLs) をドラッグできない
    (Issue: 12290 (英語))
  • 拡張子をインストールすると、2 つの独立した Toolstrips が表示される。ブラウザを再起動すると、問題は解消します (Issue: 14941 (英語))
拡張 (Extension) については、Chrome Extension HOWTO (Chromium Developer Documentation) (英語) を参照してください。

Dev チャンネルでは最新の修正を確認し、開発中の新機能にアクセスすることが可能となります。Dev チャンネルおよび登録方法については http://dev.chromium.org/getting-involved/dev-channel/ (英語) をご覧ください。

また、不具合は http://code.google.com/p/chromium/issues (英語) に登録していただき、また、登録したものに追加や変更があった場合には更新するようお願いいたします。

時刻 19:46

Google Developer Day 2009 のハッカソン

2009年6月24日
Posted by 上川 純一(ソフトウェアエンジニア)

6 10 日と 11 日には、世界から注目されるアキバ文化の発信地、秋葉原にてハッカソンが開催されました。

このハッカソンは Google Developer Days 2009 の一環で開催されたものです。
昨年までは Google Developer Day と同じ時間帯での開催のため両方参加するのは不可能だったのですが、今年は 6 9 日に開催された Google Developer Day イベントとハッカソン両方に参加できるように日付をずらしました。

6
10 日は Maps API Android ハッカソンの合同開催 ハッカソンに32名が 、6 11 日は OpenSocial Google App Engine にそれぞれ23名、34が参加しました。
会場では数人ずつのグループに分かれて API を利用したアプリケーションをコーディングです。

Android
Maps API ハッカソン は直接の関係はないのですが同じ部屋で開催されました。Eclipse を使って Android の開発はまだ始めたばかりというチームも、いろいろなアプリケーションを開発している経験豊かなチームもあり、一週間前に行ったアイデアソンでのアイデアをベースに真剣に開発を進めていました。

一日の終わりには全員で成果の発表会。Android Maps API 両方をあえて使ってみて、Android の振動データを Google App Engine 経由で Google Maps に連携させて頑張っているアプリケーションのデモがあったりしました。

会場プレゼンテーション用には PC 接続用のプロジェクターが用意されていました。
しかし、最後にみんなにプレゼンテーションする際には Android の画面を表示できるツールがあるほうが便利です。用意周到な参加者の方がウェブカメラをつなげてプレゼンテーションをする環境をととのえて、良い感じでハックできました。


秋葉原ならではの昼食をとったり、盛りだくさんの一日でした。参加者のみなさま、楽しめたでしょうか?ここで開発されたコードが日の目を見る日が楽しみですね。

Google では、今後も、開発者の方を支援するため、ハッカソンを含めたデベロッパー向けのイベントを開催していく予定です。Google Code ディスカッショングループ
Google Developer Relations Japan
でお知らせしています。今後のイベントの状況を把握したい方はぜひご登録ください。



時刻 10:00

Google Chrome アイコンプロジェクトにご参加ください

2009 年 6 月 23 日
Posted By ジョン フー / マーケティング マネージャー

Google Chrome チームのメンバーで、いろいろなものを使って Google Chrome のアイコンを作ってみました。最初はスプーン風船を使ったごく簡単なもので始めましたが、そのうちにもっと凝った、ストップモーションのアニメーションケーキなどでもやってみました。さらに、勢いづいて、友人のAnna the Red (英語) にお弁当も作ってもらいました。



過去の経験 (英語) から、ユーザーの皆さんが、もっとステキな作品を作ってくれると思います。是非 Google Chrome のアイコン作りにチャレンジして、動画で投稿してください!

たとえば、整列させた車でいっぱいの駐車場を鳥のように空から見てみたり、野球場の外野席に陣取った同じ色を来た観客、さらには 1 万個の M & M で作られた壁画などはどうでしょう !? 私たちが想像できないような、ユニークな作品をお待ちしています。優れた応募作品は、GoogleとYouTubeで、ご紹介する予定です。

応募要項:
  • 応募締め切り : 2009 年 7 月 22 日
  • 全世界どこからでも応募できます。
  • 優秀作品は Google および YouTube にて紹介いたします。
ご参考までに、私たちチーム作品をご紹介します。



詳細およびビデオの応募については、google.com/chromeicon09 をご覧ください。

時刻 0:59

Google Chrome: Stable/Beta リリース 2.0.172.33

2009 年 6 月 22 日
Posted By 及川卓也 / シニアプロダクトマネージャー

Google Chrome の Stable および Beta チャンネルが 2.0.172.31 にアップデートされました。このリリースでは深刻なセキュリティ問題と 2 つのネットワーク関連の不具合を修正しております。

CVE-2009-2121: HTTP レスポンス処理時のバッファオーバーフロー
Google Chrome に HTTP サーバーからのある種のレスポンスのハンドリング時にバッファオーバーフローを引き起こす脆弱性があります。サーバーからのレスポンスに施された仕掛けによりブラウザをクラッシュさせ攻撃者に任意のコードを実行を許す可能性があります。

詳細情報:
http://code.google.com/p/chromium/issues/detail?id=14508 (英語) (ここに記載されている情報は、ほぼすべてのユーザーに修正が行き渡ったと思える時期になったら公開させていただく予定です)

深刻度: 重要。攻撃者はログオンしているユーザーの権限でコードを実行できる可能性があります。

クレジット: この問題は Google のセキュリティチームによって発見されました。

そのほかの問題: 本リリースはほかに次の 2 つのネットワーク関連の問題の修正を含んでいます。
  • HTTPS のサイトに接続する際に Squid プロキシでの NTLM 認証に失敗する (Issue: 8771 (英語))
  • いくつかの HTTPS サイトをロードする際にブラウザがクラッシュする (Issue: 13226 (英語))
Beta チャンネルへの参加は、Google Chrome Beta channer installer をダウンロードすることで行えます。このリンクをクリックすると、利用規約が表示されますので、それを確認後、同意ボタンをクリックしてください。以上で、Beta チャンネルへの参加は完了です。Google Chrome を実行中だった場合は、Google Chrome の再起動を行ってください。また、バージョン番号の確認は、Google Chrome のレンチ型のアイコンの「Google Chrome について」から行えます。

Beta リリースをお使いになって見つけられた不具合は http://code.google.com/p/chromium/issues (英語) に登録していただき、また、登録したものに追加や変更があった場合には更新するようお願いいたします。

日本語による Google Chrome のヘルプフォーラムも用意されておりますので、こちらもご利用ください。

時刻 23:59