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Japan Blog

新しい Google マップのご紹介



Google マップ日本版の画面を示す画像。

小倉にて。元祖 Google マップの開発者のラース・ラッスムューセンとゼンリン本社に出張をしました。そこで、ゼンリンの地図の技術を紹介していただきました。日本の地図と地図データについて詳細な話がたくさんできて、勉強になりました。

Google マップ日本版でシドニー周辺の地図を示す画像。

そして、Google マップの描画の技術を勉強しに、Google シドニーへ。 Google マップの画像がもともとシドニーで作られたことをご存知でしたか?そしてその人達が今でもシドニーで勤めています。彼らはそこから引っ越したくないらしいです。コーヒーや名物のpie and peasは美味しいし、そして天気や人々の良さを考えればわかる気がします。それに、そこでは、私の机がラース・ラッスムューセンと有名なエンジニア、ロブ・パイクの間にありました(!)。シドニー バンザイ!

Google マップ日本版でカークランド周辺の地図を示す画像。

今度は4月、米ワシントン州のカークランドにて。Google のデータ処理チームに相談を受けにGoogle カークランドに来ました。ゼンリンさんのデータが見たことないぐらい詳細だったので、皆どうすべきかわかりませんでした。コーヒーをたくさん飲んで、頭をひねりながら、新しいやり方を開発しました。

Google マップ日本版で渋谷周辺の地図を示す画像。

そして6月、東京の渋谷です。日本の地図を勉強しに、Google 東京に来ました。まず、紙の地図を沢山買いました。道路地図、ハイキング用地図、住宅地図、地理教育用地図… 帰りの荷物に入りきらないぐらい買いました。そしてその時までに描けたプロトタイプを Google 東京のスタッフと相談しながら改良していきました。たとえば、銀行のアイコンが識別しにくかったから、日本の地図記号を調べてそれを地図に入れました。駅が見付かりにくかったから、駅名のラベルを強調しました。フォントが読みにくかったから、読みやすい、地図に合う、日本の書体を一生懸命探しました。日本の特徴を調べて地図を描く仕事です。

8月、米カルフォルニア州マウンテンビューの Google 本社です。Google マップチームとプロダクトの仕上げをするために帰ってきました。こうして、世界中のチームと地図を磨いて、プロダクトを作っていきました。

こうして、今日ご覧になっている地図ができました。Googleマップの形で広域が見やすく、ゼンリンさんのデータで詳細が極めて詳しい、日本のことを考えて描かれた地図です。前回が Google マップ日本版だとすれば、今回は Google 「地図」です。便利と思っていただけたら幸いです。是非使ってみてください。